おとまりキャンプ②

2日目の早朝、どんどんと周りが見え始めるころになるとセミの合唱が良く聞こえます。別府と比べると3~4度は気温が違うので熟睡しました。朝、先生の話を聞くと夜の寝姿も楽しそうでした。

朝、みんながお出かけ散歩をしている間に朝食の準備がされていきます。えんちょうは、また薪に火をつけて遊んでいます。朝食の時間前にみんなが集合して、「今からえんちょうが卵を使ってスクランブルエッグをします」と取り出したのは市販されているニワトリの卵1個です。「これをみんなで仲良くわけて食べますか?」と聞くと、NちゃんやNくんをはじめ、みんな頷きます。「でも今日は特別に、ばら組だけ、1個は1個でも、これだ~!」と取り出したのはダチョウの卵です。みんなで持ってみます。叩いてみます。ついでにトンカチでも叩いてみます。キリで穴を開けようとしてもなかなか開きません。そこで、えんちょうが取り出したのは「インパクトドライバーにドリルを付けて」ダチョウの卵に穴をあけ始めます。それでもなかなか開きません。みんなからパワーをもらってようやく穴をあけ、ペンチで周囲を少しずつ割って、菜箸で中をかき回してボウルに取り出します。普通の卵より黄色がかった卵は大きなフライパンでスクランブルエッグとなりました。

朝食のあとは魔女の部屋やハイジの部屋などあちこちを探検です。すでに「ゆうきのしるし」を手にした子どもたちはどこへ行くのにも元気に過ごしていました。

出発前に「たのしいことが7つあります」と言われていた子どもたちは、退村式の時に数えてみると21もありました。3倍楽しかったばら組のキャンプでした。

たくさん思い出は作れたかな?たのしいこと、協力すること、一緒にあることを自然豊かな場所で過ごせたのは、神さまと、荒金さん、じゅんこさん、さんちゃん、先生たち、職員の方々、送り出してくれた保護者の方々のおかげです。ありがとうございました。たくさんの思い出話を聞いてあげてください。