環境劇は笑いと歓声が響きました

大分県のうつくし課が提供している環境劇の抽選に当たりましたので、10月の誕生会に合わせて日程を調整をしてもらいました。「劇団さんぽ」による3人芝居「サッキンチョと」です。子どもたちに環境を身近に考えてもらいたい思いで出来た作品です。3人ですから場面によっては九助が男性の声になったり女性の声になったりしますが、子どもたちは気にしません。話にのめりこんでいくのと、舞台や演出(川を表現するのに大きくて長い水色の布を揺らして、ゆるい流れの川や急流を表現するなど)、機械音ではなくピアノの音を中心としたBGMなので心地よく劇の世界観に入り込むことができます。

愛嬌がある河童の九助と、サキなのに九助やその他の川の生き物たちから「サッキンチョ」と呼ばれ、最初はムッとしていたのにどんどんその名前で呼ばれることに親しみを持ち始めていく、サキと九助の友情物語を軸にして川の生き物との出会いと住みにくくなってきた川の環境をしっかりと伝えてくれています。上映時間は約50分と長いと思いましたが、子どもたちはしっかり最後まで食い入るように見ていました。「みそ汁を残すと九助たちが病気になっちゃう」と聞くと一生懸命食に取り組む子どもたちの姿がありました。