たこあげ!

9日の始業式、10日のもちつきでスタートした3学期は、各クラス冬あそび(伝承あそび)に夢中です。

昨年から続いていたフラフープやあやとりでは、フラフープを2000回以上回し続けて「真愛名人」に認定された子や、あやとりで10段はしごを完成させて「真愛名人」に認定された2人の子がいます。3学期が始まってまだ10日なのに、名人の登場は早すぎると言えば早すぎなのですが、家でどれだけ集中して練習してきたのかがすぐわかります。一緒に付き添って親子の会話をしながら時間を割いてくださった保護者の方にも感謝です。幼稚園の認定証は公式ではありません。あくまでも園独自のルールなので緩やかです。毎年各クラスの雰囲気も違いますので、各クラス担任が園長と相談して段階を経ていきます。

もも組はもらった手回しこまを回し始めていました。最初に回せたのは3人。認定証をもらって更なるステップを踏んでいく子どもたちの姿を見て、他の子どもたちも認定証が欲しくて手回しこまをはじめ、全員が初級(自分で回せる)となりました。早い子は大きな箱の中で安定して60秒以上回す8級になっています。

もも組と一緒の生活が多くなってきたすみれ組の子どもたちも、もも組より一回り大きな手回しこまで挑戦していき、全員回すことができました。1月から新しく仲間に加わった男の子も、見よう見まねでやってみると、こまを回すことができました!

自分で回せたのが嬉しくて、もも組に来ても大好きな新幹線のおもちゃでしばらく遊んでから他の子たちと手回しこまをしている姿がありました。

預かり保育に来ている年中・年長の先輩たちも昔していたコツをすぐに思い出して手回しこまをして楽しんでいました。先輩たちの安定した回しにあこがれて、自分たちもさらに練習している姿が印象的です。

たんぽぽ組は認定証ラッシュと言えます。昨年からフラフープ、あやとり、今年に入ってからひもコマ、竹とんぼに挑戦しています。ひもコマは何度も何度も繰り返しが必要になってきます。自分できっちり巻き付ける、投げる動作、回るだけでなくどれぐらい長く回せるか、コントロールをつけるためにフラフープの大・小の中で回す、箱の中に入れる・・・。ひもコマは本当に多種にわたって楽しめますので、幼稚園では自分で回せる楽しみを十分に感じてもらうことを目的とします。

竹とんぼは2mとんだところから初級が始まり、1mごとに認定証がもらえます。また滞空時間も認定されていきます。少し斜めにして距離をかせぐか、垂直にして滞空時間を稼ぐかは戦略次第です。

ばら組はけん玉です。こちらも基礎的なことを繰り返すことによって持久力と集中力を身に着けていくことになります。膝の使い方と少し前傾姿勢が基本形だと気づくまでは、毎日毎日失敗を繰り返しながら成功体験を積み重ねていきます。

また戸外では鬼ごっこも加わっていきます。寒い時に体を動かす素敵な遊びが鬼ごっこです。

そのすべての遊びの集大成ともいえるのが「たこあげ」です。広い公園を思いっきり走って風を受けた自分のたこが上がっていくのは疲れも吹っ飛びます。昨日は風がなく暖かい午前でした。ばら組の子どもたちは自分で長さを変えて高く上げていました。

そんな姿の子どもたちには、凧揚げに参加した全員に「認定証」が渡されました。

冬あそびを思いっきり楽しむ姿に「子ども」のもつ可能性が広がっていることを感じます。

まだまだ冬あそび(伝承あそび)が続きます。家でもやりたがっていたら、少しでもいいのでお付き合いください。